続・腸活のススメ!気分やアレルギーに影響する腸内環境を整える方法

みなさんこんにちは^^
アトピーの娘のため「着るミトンKAERA」をつくった、みらいこ代表のmidoriです。


前回のブログでは、日々を健やかで快適に過ごすためにとても大切な、
腸内環境を整える習慣「腸活」について、


まずは、
何を取り入れるかよりも、
何を入れないかを重視してみましょうとお伝えしました。


昨今の遺伝子解析の技術の進歩で、


身体に良い影響を及ぼしている菌、悪い影響を及ぼしている菌、
どの腸内細菌が、どのような働きをしているか、


などの相関関係も調べられるようになってきていて、


腸内細菌や腸内環境は、
がん、潰瘍性大腸炎、糖尿病、アレルギー、アトピー、うつ病・自閉症などの精神病、
肥満や老化のしやすさまでにも関係しているという衝撃的な事実が分かってきました。


このように、私たちの健康を左右する腸内環境のために、
先ずは、何を入れないかを意識することはとっても大切なんですね^^


今回は、続編として、


私たちの腸内環境を左右する腸内細菌たちが、
アレルギーや病気から私たちの身体を守ってくれるようなバランスに育てていくために、
取り入れたいことを、お伝えしたいと思います^^


ところで、


さかのぼって、
私たちの人生がスタートしたときに持っていた腸内細菌は、どこからやってきたのでしょう?


私たちがお母さんのお腹の中にいる時はまだ、
私たちのお腹の腸内細菌の数はとっても少なくて、


自然分娩の赤ちゃんの場合、
産道を通っているときに、お母さんの細菌をもらい受けて生まれてくるそうです。


その後の食習慣や生活環境の中で、いろいろな細菌の変化を経ますが、
大体、3歳くらいまでに腸内細菌を構成するスタメンはほぼ定着するようで、


生涯の腸内環境に大きく影響していると言われています。


こうしてみると、
先祖代々、腸内環境は受け継がれてきていて、


妊娠、出産を迎えるお母さんの腸内環境が、
子どもの健やかな成長にとって、とても大切なんですね^^


かつての私自身、このようなことを知らず、
もっと早く知っておけば良かった;;と思うことも多々ありますが、、


どんなタイミングであっても、
知った時がターニングポイントで、
意識を向ける準備ができたベストタイミングだと思っています。


そして、こんな大切なことこそ、
将来、お母さん、お父さんになる子どもたちの学校の授業にあって欲しいとも思います。


さて、

私たちの全身の細胞が元気に働いてくれるような、良いバランスの腸内細菌に育てるには、
どんなアプローチがあるのでしょうか^^
おそらく、このブログを読んでくださっている皆さんは、
もうよくご存知かもしれません、


腸に良いとされる食品の情報は世の中に溢れていて、
乳酸菌やビフィズス菌、発酵食品、食物繊維など、耳にする機会も多くなりましたね^^


マスメディアの影響で、
腸活といえばヨーグルト、といったイメージもまだまだ根強いように感じますが、


実際には、ヨーグルトで乳酸菌をとっても、
腸に到達する前に99%が胃酸で死滅してしまいます。


加えて、ヨーグルトの場合には、
乳糖不耐症やカゼイン(牛乳に含まれるタンパク質)の消化吸収が難しいなど、
乳製品自体が身体に合わないことで腸を傷つけてしまったりと、逆効果になる場合もあります。


また、
納豆菌や、生きたまま腸に届く〇〇といった宣伝がされている商品のように、
生きて腸まで届く菌もありますが、


大腸に届いた後は、
1〜2日で便として排出されてしまって、
腸内に定着しにくいということが分かっています。


善玉菌を食べれば食べるほど善玉菌が増えるというわけではないんですね^^;


それなら、
菌を摂ることなんて意味がないんじゃないの?‼︎
と思ってしまいますが、


そうではないんです^^♪


生きた菌でも、死んだ菌であっても、
それは、腸内で善玉菌のエサになったり、
排便されるまでの間は機能を発揮してくれるんですね^^


大切なのは、


「腸内細菌のメンバー構成を、善玉菌優位に安定させておく」


ということなんです^^


だからこそ、毎日少量であっても
善玉菌が含まれるいろいろな食品や、
腸内細菌のエサとなる食物繊維が豊富に含まれるいろいろな食品を、


「食べ続ける」


ことに意味があるんですね。


腸内細菌のエサになる食物繊維には、
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。


水溶性食物繊維は、
いろいろな種類がひしめいている善玉菌たちすべてにとってエサになる万能選手で、
効率良く善玉菌を増やしてくれますし、


不溶性食物繊維は、
水を吸収して大きく膨らむので、便のかさを増して便通をよくする働きがあり、
便秘を防ぐことで悪玉菌の増加を防いだり、発ガン性物質などの有害物質を吸着し体外に排泄したりもしてくれます。(※炎症を起こしている状態の腸にとっては、腸壁を傷つけてしまう場合があり注意が必要です。)



そして、
腸活の重要なポイントになるキーワードは、
「短鎖脂肪酸」


なんです。


「短鎖脂肪酸」ってなーに??ですよね^^


これから説明しますね♪


腸内細菌たちが、腸に到着した食物繊維を食べることによって、
短鎖脂肪酸を作り出します。


この短鎖脂肪酸の役割が頼もしく、
腸内環境のカギとして、とても注目されているんです^^


代表的な働きは、


①腸内を酸性にして悪玉菌の繁殖を防ぐ
②大腸の粘膜細胞のエネルギーになって腸の働きを助ける
③大腸の粘膜を刺激して蠕動運動をうながす(お通じを良くする)
④アレルギーや炎症を抑える免疫細胞を増やす
③カルシウムやマグネシウムなどの重要なミネラルを水溶性に変化させ体内に吸収しやすくする
⑤腸の粘膜にできた傷の修復を早めて、腸から体内に異物や毒素が漏れ出ないようにするバリア機能を高める


など、
全身の健康を左右する大事な役割を担っているんですね^^


まとめると、


腸活において大切なのは、


腸にとって良い菌を食品からコツコツ摂ることを意識しつつ、

腸内細菌のエサとなる食物繊維が含まれるいろいろな食材を摂って、
腸内細菌たちが短鎖脂肪酸を作れるようにする。


ということになります^^


また、


「腸内細菌の種類によって、エサとして利用しやすい食物繊維が異なる」


ということが分かっており、


スーパーで手に取る食材が、ついつい決まったものに偏ってしまいがちだったりしますが、
できるだけいろいろな食品から食物繊維を摂取するよう意識すると、
腸内細菌がバランス良く育ってくれることに繋がりますね^^


食生活をガラリと変えることは難しいものですが、
無理なく少しずつ取り入れてみることで、


体調の嬉しい変化が感じられるようになり、
いつの間にか習慣化してしまいます^^


とらわれすぎずに、
美味しく取り組んでみましょうね^^♪



みなさんの今日が、豊かで素敵な一日でありますように。
それではまた、次回のブログでお会いしましょう!