リーキーガットの改善で得られる3つの恩恵
みなさんこんにちは^^
アトピーの娘のため「着るミトンKAERA」をつくった、みらいこ代表のmidoriです。
前回は、カンジタ菌とリーキーガット症候群の関係について、
ストレスによる免疫力の低下や、食生活の乱れ、長期的な抗生剤やステロイドの使用
といったことで腸内環境が悪化すると、
普段は腸内フローラで少数派の構成メンバーとしておとなしく生息しているカンジダ菌が、
勢力を増す悪玉菌に加勢して増殖しずぎることで、腸粘膜に菌糸を根深く張って、
遂には突き破ってしまい、リーキーガット症候群を引き起こす原因の一つになっている。
ということをお話ししました^^
膣カンジタの本当の原因が腸にあったり、
意外にも、頭痛の原因がカンジタ菌!だったりする事はよくあることが解明されていて、
それは、カンジタ菌からアセトアルデヒドという、
飲酒後の二日酔いの原因になる毒性物質が放出されるからなんですね。。
局所的なカンジダの症状として、
・膣カンジダ・口腔カンジダ・頭痛・うつ
がありますが、
それらに気が付くには先ず、
「腸カンジタ症は全身カンジタ症」
という概念を念頭におく必要があるようです。
局所のカンジタ症状が出たら、
腸にカンジタがいないかチェックすることが大切で、
症状を繰り返さないためにも、局所的な治療と一緒に、
「根本原因にアプローチする」
ということがとても大切なんですね^^
かくいう私も、
ストレスや体調によって、悪化を繰り返す膣カンジダに長く悩んでいましたが、
お砂糖をやめたこと、
栄養を意識したこと、
によって劇的に改善し、以来、再発していないという経験があり、
根本原因であった腸内環境が改善できたことを実感しています^^
カンジタの改善方法については、
前回のブログに詳しく記載しているので、良かったらのぞいてみてくださいね^^
かつての私のように辛い症状で悩んでいる方のお役に立てましたら本当に幸いです。
さて、今回は、
リーキーガットの改善によって、細菌や毒素、未消化タンパク質が体内に漏れ出なくなることで、
健康状態が底上げされて得られる3つの恩恵について、お伝えしたいと思います^^
1. 体内の炎症が治まることで、副腎疲労が回復する!
リーキーガットの裏には副腎疲労が潜んでいることがとても多いんです。
ところで、副腎疲労って何??
副腎は、腎臓の上の方に位置していて、
コルチゾールというホルモンを分泌させて、
・炎症・アレルギーを抑える
・免疫を調節する
・血糖値を保つ(低血糖や低血圧などで受ける身体のストレスを軽減させる)
といった、身体が受けるいろいろなストレスに反応して
回復させる役割をしてくれているんですね^^
リーキーガットによって腸から体内に漏れ出た有害物質を、
異物の侵入として免疫が反応し、戦うことで、炎症が起こるのですが、
リーキーガットや低血糖など、体にストレスを与えている原因が改善しない限りは
炎症が起き続け、その火消し役のコルチゾールも頑張り続けるので、次第に副腎が疲れてきて、
十分なコルチゾールを分泌できなくなってしまう状態を、副腎疲労といいます。
副腎疲労によって、
栄養素の代謝や、エネルギーを作り出すことがスムーズにできなくなってきたり、
免疫力が下がって炎症を抑える力が弱くなり、身体の中で慢性炎症を起こしやすくなることで、
・慢性疲労
・アレルギー
・睡眠障害
・月経不順
・うつ状態
に繋がってきてしまうことが分かっています。
ですから、
副腎疲労の原因の一つとされるリーキーガットが改善し、
体内の炎症が減ってくることにともなって、過労状態だった副腎も活力を取り戻し、
上記の症状から徐々に回復して体調が底上げされるという、とっても嬉しい結果になります^^
副腎疲労になると、私たちの体内でたくさんのビタミンCが使われることがわかっているので、
副腎疲労対策、抗酸化抗炎症対策としてビタミンCを取り入れることを意識してみましょう^^
2. 解毒機関である肝臓が元気になる!
リーキーガット症候群によって、腸から漏れ出た有害物質は、
門脈という血管を通って肝臓に運ばれて、肝臓で炎症を起こしてしまうんですね。
そうすると、
肝臓が疲れてしまって、本来の仕事である
・脂肪の消化吸収や、老廃物を排泄してくれる胆汁を作る
・余分な糖を蓄えて空腹時の血糖値を安定させる
・タンパク質を作る
・解毒をする
といった、重要な働きに集中できなくなり、
慢性疲労や、リーキーガットに影響する小腸内細菌の異常増殖(SIBO)、
低血糖にもなりやすくなってしまいます。。
リーキーガットの改善によって、
肝臓疲労の改善から、慢性疲労の解消や血糖値の安定にも繋がるんですね^^
3. 脳での炎症(リーキーブレイン)が治まり、発達障害やうつ、認知症が改善する!
以前のブログで登場した、「腸脳相関」という言葉がある通り、
腸と脳は迷走神経を介してお互いに情報のやり取りをしているので、
腸の炎症は、脳の炎症につながる可能性があるということなんですね。
腸内でゾヌリンというタンパク質が増えすぎることによって、
体内への有害物質の侵入を防いでくれている腸壁の細胞同士に隙間が開いてしまうリーキーガット症候群ですが、
脳にも、大事な脳を守るシステムとして、脳への物質の通過を制限する
ブラッドブレインバリア(血液脳関門)という仕組みがそなわっていて、
普段は、有害物質は脳の中に入れないようになっているんです^^
ところが、
腸内で過剰に分泌されたゾヌリンが血管を通って、ブラッドブレインバリア(血液脳関門)が開き、
有害物質が脳に入りやすくなる可能性があることが分かっていて、
この状態を、リーキーブレイン(脳漏れ)と呼んでいます。
そして、脳に炎症が起きることで、鬱や認知機能の低下の原因になってしまうんですね。。
このように、
リーキーガットは副腎・肝臓・脳に影響することが分かっているので、
リーキーガットを改善させることによって、
副腎疲労・肝臓疲労・脳疲労
といったものが改善できる可能性があるということなんですね^^
体は、いろいろな器官が影響しあっていて、
どれか一つの不調ということではない事が分かりますが、
先ずは「腸の健康」ということが、とても大事なキーワードと言えそうです^^
今回も長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました^^
みなさんの今日が、豊かで素敵な一日でありますように。
それではまた、次回のブログでお会いしましょう!
アトピーの娘のため「着るミトンKAERA」をつくった、みらいこ代表のmidoriです。
前回は、カンジタ菌とリーキーガット症候群の関係について、
ストレスによる免疫力の低下や、食生活の乱れ、長期的な抗生剤やステロイドの使用
といったことで腸内環境が悪化すると、
普段は腸内フローラで少数派の構成メンバーとしておとなしく生息しているカンジダ菌が、
勢力を増す悪玉菌に加勢して増殖しずぎることで、腸粘膜に菌糸を根深く張って、
遂には突き破ってしまい、リーキーガット症候群を引き起こす原因の一つになっている。
ということをお話ししました^^
膣カンジタの本当の原因が腸にあったり、
意外にも、頭痛の原因がカンジタ菌!だったりする事はよくあることが解明されていて、
それは、カンジタ菌からアセトアルデヒドという、
飲酒後の二日酔いの原因になる毒性物質が放出されるからなんですね。。
局所的なカンジダの症状として、
・膣カンジダ・口腔カンジダ・頭痛・うつ
がありますが、
それらに気が付くには先ず、
「腸カンジタ症は全身カンジタ症」
という概念を念頭におく必要があるようです。
局所のカンジタ症状が出たら、
腸にカンジタがいないかチェックすることが大切で、
症状を繰り返さないためにも、局所的な治療と一緒に、
「根本原因にアプローチする」
ということがとても大切なんですね^^
かくいう私も、
ストレスや体調によって、悪化を繰り返す膣カンジダに長く悩んでいましたが、
お砂糖をやめたこと、
栄養を意識したこと、
によって劇的に改善し、以来、再発していないという経験があり、
根本原因であった腸内環境が改善できたことを実感しています^^
カンジタの改善方法については、
前回のブログに詳しく記載しているので、良かったらのぞいてみてくださいね^^
かつての私のように辛い症状で悩んでいる方のお役に立てましたら本当に幸いです。
さて、今回は、
リーキーガットの改善によって、細菌や毒素、未消化タンパク質が体内に漏れ出なくなることで、
健康状態が底上げされて得られる3つの恩恵について、お伝えしたいと思います^^
1. 体内の炎症が治まることで、副腎疲労が回復する!
リーキーガットの裏には副腎疲労が潜んでいることがとても多いんです。
ところで、副腎疲労って何??
副腎は、腎臓の上の方に位置していて、
コルチゾールというホルモンを分泌させて、
・炎症・アレルギーを抑える
・免疫を調節する
・血糖値を保つ(低血糖や低血圧などで受ける身体のストレスを軽減させる)
といった、身体が受けるいろいろなストレスに反応して
回復させる役割をしてくれているんですね^^
リーキーガットによって腸から体内に漏れ出た有害物質を、
異物の侵入として免疫が反応し、戦うことで、炎症が起こるのですが、
リーキーガットや低血糖など、体にストレスを与えている原因が改善しない限りは
炎症が起き続け、その火消し役のコルチゾールも頑張り続けるので、次第に副腎が疲れてきて、
十分なコルチゾールを分泌できなくなってしまう状態を、副腎疲労といいます。
副腎疲労によって、
栄養素の代謝や、エネルギーを作り出すことがスムーズにできなくなってきたり、
免疫力が下がって炎症を抑える力が弱くなり、身体の中で慢性炎症を起こしやすくなることで、
・慢性疲労
・アレルギー
・睡眠障害
・月経不順
・うつ状態
に繋がってきてしまうことが分かっています。
ですから、
副腎疲労の原因の一つとされるリーキーガットが改善し、
体内の炎症が減ってくることにともなって、過労状態だった副腎も活力を取り戻し、
上記の症状から徐々に回復して体調が底上げされるという、とっても嬉しい結果になります^^
副腎疲労になると、私たちの体内でたくさんのビタミンCが使われることがわかっているので、
副腎疲労対策、抗酸化抗炎症対策としてビタミンCを取り入れることを意識してみましょう^^
2. 解毒機関である肝臓が元気になる!
リーキーガット症候群によって、腸から漏れ出た有害物質は、
門脈という血管を通って肝臓に運ばれて、肝臓で炎症を起こしてしまうんですね。
そうすると、
肝臓が疲れてしまって、本来の仕事である
・脂肪の消化吸収や、老廃物を排泄してくれる胆汁を作る
・余分な糖を蓄えて空腹時の血糖値を安定させる
・タンパク質を作る
・解毒をする
といった、重要な働きに集中できなくなり、
慢性疲労や、リーキーガットに影響する小腸内細菌の異常増殖(SIBO)、
低血糖にもなりやすくなってしまいます。。
リーキーガットの改善によって、
肝臓疲労の改善から、慢性疲労の解消や血糖値の安定にも繋がるんですね^^
3. 脳での炎症(リーキーブレイン)が治まり、発達障害やうつ、認知症が改善する!
以前のブログで登場した、「腸脳相関」という言葉がある通り、
腸と脳は迷走神経を介してお互いに情報のやり取りをしているので、
腸の炎症は、脳の炎症につながる可能性があるということなんですね。
腸内でゾヌリンというタンパク質が増えすぎることによって、
体内への有害物質の侵入を防いでくれている腸壁の細胞同士に隙間が開いてしまうリーキーガット症候群ですが、
脳にも、大事な脳を守るシステムとして、脳への物質の通過を制限する
ブラッドブレインバリア(血液脳関門)という仕組みがそなわっていて、
普段は、有害物質は脳の中に入れないようになっているんです^^
ところが、
腸内で過剰に分泌されたゾヌリンが血管を通って、ブラッドブレインバリア(血液脳関門)が開き、
有害物質が脳に入りやすくなる可能性があることが分かっていて、
この状態を、リーキーブレイン(脳漏れ)と呼んでいます。
そして、脳に炎症が起きることで、鬱や認知機能の低下の原因になってしまうんですね。。
このように、
リーキーガットは副腎・肝臓・脳に影響することが分かっているので、
リーキーガットを改善させることによって、
副腎疲労・肝臓疲労・脳疲労
といったものが改善できる可能性があるということなんですね^^
体は、いろいろな器官が影響しあっていて、
どれか一つの不調ということではない事が分かりますが、
先ずは「腸の健康」ということが、とても大事なキーワードと言えそうです^^
今回も長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました^^
みなさんの今日が、豊かで素敵な一日でありますように。
それではまた、次回のブログでお会いしましょう!