腸を制するものは花粉症を制す!?
みなさんこんにちは^^
アトピーの娘のため「着るミトンKAERA」をつくった、みらいこ代表のmidoriです。
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今年もこの季節がやってきていますね、、
そうです、花粉症です。。
くしゃみや、鼻水、鼻詰まり、目の痒みといった、
とても辛い花粉症の症状に悩まされていらっしゃる方もおられるかと思います。
ですが、安心してください^^
花粉症は、あることを気をつけることによって、
いつからでも、びっくりするくらい改善するんです^^♪
毎年薬を飲んで症状を抑えている方も、
根本的な原因を知って対策を取ってみることで、
次のシーズンから薬が必要なくなる、ということも普通に起こります。
かくいう私も、
昨年と一昨年の2シーズン、1月の終わりから猛烈な鼻水と涙、くしゃみが始まり、
遂に私も花粉症になってしまった。。。とショックを受けたのですが、
あることを意識して対策したことで、
なんと!
今年は、全く、
そうなんです、「全く!」症状が出ておらず、出る気配もありません^^
日常生活に支障をきたすほどの制御不能の鼻水と、
目の痒みを伴う大量の涙の煩わしさから解放されることは本当にありがたいものです。
さて、
この、「あること」というのは、なんでしょう? 気になりますね^^
このブログを読んでくださっている皆さんは、
すでに、私たちの“腸内環境と全身の健康の深い関わり”について、
目からウロコの希望に満ちた世界の扉を開いてくださっているかなと思います^^
え、、まさか花粉症も!?
と思ったあなた。鋭いカンです♪
実は花粉症も、
腸内環境と深ーーくて納得の関係があるんですね^^
そもそも、どうしてウィルスでも細菌でもない、
太古の昔から私たちの周りに自然にあった花粉に対して、
私たちの目や鼻や喉に過剰なアレルギー反応が出ているのでしょう。。
1950年台以前の調査によると、
花粉症と見られる症状の方は全体の数パーセントにも満たないマイナーなものだったのが、
現在では、
二人に一人が発症する国民病のようになっている
ということに、実は、
1950年以降に生まれた抗生物質が
大きく関係しているということが分かっていて、
すべてのアレルギーは、
抗生物質が使われ始めた1950年代より以前にはほとんどなく、
この年代を境にして現代に至るまで、様々な世代で激増してきているんですね。
抗生物質の恩恵として、
死に至るような感染症を克服できるようになったのはとても素晴らしいことですが、
そう都合の良いことばかりではなく、、
病原菌だけでなく、人間の細胞も攻撃してしまうという副作用や、
過剰使用によって抗生物質の効かない耐性菌の問題が出てきたんですね。
そして、
腸内細菌までも、抗生物質が殺して減らしてしまうことが、
花粉に対して、
なぜ私たちの体の免疫がそんなにまで過剰に反応してしまっているのかを考えるときに、
とっても深く関係してくるんですね。
以前のブログでお伝えしたように、
腸には、免疫細胞の70%が集まっているんでしたね!
花粉に対して、免疫の細胞がおかしな反応をしているのは、
鼻や目といった局所だけに限って起こっているのではなく、
免疫細胞がたくさん集まっている腸でも起こっていて、
体全体の免疫の反応が、少し狂っているという状態になっているため、
根本的に、
私たちの身体で一番免疫の働いている、最大の免疫器官の腸を整えてあげることなくして、
全身の免疫をコントロールすることは難しいんですね。。
逆にいうと、
腸の免疫を整えることで、局所的な免疫反応も整ってくるということなんです^^
花粉症に関係する私たちの腸内環境ですが、
特に、善玉菌の一種である「酪酸菌」を増やすことが改善のカギと言われています。
研究結果で、酪酸菌は、
人間の免疫を調整する機能があるという善玉菌であることがわかっているんです^^
酪酸菌というと、
以前のブログでお話しした短鎖脂肪酸の一つでしたね♪
これは腸内細菌が食物繊維を消化する時に作り出されるものでした^^
その酪酸菌を最も効果的に増やしてくれるのが、フラクトオリゴ糖なんです。
健康食品や腸活のサプリなどでよく見かけるワードかと思いますが、
腸内には1000種類とも言われる細菌が、約100兆個という途方もない数で存在していて、
サプリメントなどで抽出された有効成分だけを積極的に摂取しても、
バランスを保つことがなかなか難しいとされているんですね。
こでお勧めしたいのが、
素材丸ごとをいただくホールフードという考え方で、
フラクトオリゴ糖を豊富に含む食材を、普段の食事に摂り入れてみるということになります^^
フラクトオリゴ糖は、
私たちになじみのある野菜や果物に含まれていて、
代表的なものとしては、
野菜であれば、ごぼうや玉ねぎ、トマト、アスパラガス、にんにくなど。
大豆などの豆類。
果物であれば、バナナ。
そのほか、ライ麦にも含まれています。
また、
最近たまにスーパーでも見かける「ヤーコン」という、
見た目がさつまいもとよく似たいもには、
野菜の中ではダントツの量のフラクトオリゴ糖が含まれています。
いろいろある中でも、
私たちが手軽にどこでも買えて、フラクトオリゴ糖が比較的多く含まれる
「ごぼう」
を積極的に食べてみることで、
酪酸菌が増えて、免疫の暴走を抑える作用のある細胞(制御性T細胞 : Tレグ)を増やし、
全身に炎症が起きないよう免疫そのものをコントロールしてくれます。
これが、
免疫反応がゆっくりと抑えられて、
花粉症の症状が改善するという結果に繋がるんですね^^
善玉菌サプリなどの手軽さも魅力的ですが、
やはり、普段私たちが食べている食事から取り入れてあげることで、
様々な栄養素と相まって腸の中の環境が変わって、免疫の応答も変わってくるんですね^^
腸内環境を整えて、
短鎖脂肪酸を絶やさず作り続けることが、
免疫力を高めることと、免疫細胞のバランス調整につながり、
花粉症の改善だけにとどまらず、全身の健康を維持する鍵になってきます♪
アレルギーや、鼻、目、といった局所的にアプローチした手当をすることも、
辛い症状を応急的にやわらげるにはとても有効ですが、
同時に、
根本原因である腸内環境に目を向けて対策をとってみることで、
免疫系が改善されて、
腸に対してアプローチしているつもりが、
結果的に、花粉症が改善するという良いスパイラルに繋がってきます^^
さらに、
免疫を調節してくれる機能のあるものとして、
ビタミンDの存在も忘れてはいけません^^
普段から日光によくあたっている場合には、
体内でのビタミンDの合成が活発に行われていると思うのですが、
私のように、
平日はデスクワークで太陽の下に出る機会が少ないライフスタイルであれば、
何らかの形でビタミンDを取り入れることはとても大切になります。
サーフィンをする人には花粉症が少ないということがあるようですが、
自然の中に身を置いているということに加えて、
太陽の光をしっかり浴びているということも無関係ではないということなんですね^^
普段から適度に日光に当たっておくことが何よりですが、
そういったことが難しい環境の場合には、
ビタミンDを多く含む食材(魚介類、卵、きのこ類)や、
サプリメントなどで
できれば、花粉症の季節の前にビタミンDを高めておくことを意識してみると、
過剰な免疫反応が起きにくくなる=花粉症の症状が軽くなってくる
ということが実感できると思います^^
私の場合は、
普段の食事でフラクトオリゴ糖をたくさん含む食材を取り入れるようにしたことに加えて、
11月頃から、ビタミンDと、その力を引き出す作用のあるビタミンK2が一緒になったサプリを取り始めたことによって、花粉症が劇的に消失しました^^
まとめると、
花粉症を抑えるためには、
普段から、
・腸のメンテナンス(酪酸菌を増やす)
・ビタミンDを取る
ということを中心に、
苦にならない程度の運動や、良い睡眠といった生活スタイルも意識してみることが大切で、
腸のメンテナンスについてもう少し掘り下げると、
・加工食品、保存料、着色料、人工甘味料、香料などの
添加物たっぷりの食品をできるだけ避けて、素材丸ごとのホールフードの食品を心がける
・砂糖の取り過ぎに注意する
・悪い油をなるべく体に入れない
といったことを行いながら、
野菜や果物を適度に取り入れて便通を良くする = 体から不要なものを出して溜め込まない
ということができるようになってくると、主導権はあなたのものです♪
体の中の免疫が花粉などに過剰に反応しないよう調整されていくんですね^^
ここまでで、
花粉症はコントロールできるもの
ということが分かってきたのではないでしょうか^^
これまで何年も花粉症で苦しまれていたとしても、
遅くても次のシーズンの花粉症到来のタイミングには、
あれ?平気!となっているんですね^^
その日は突然やってきます♪
最高ですよね!
今回も長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました^^
みなさんの今日が、豊かで素敵な一日でありますように。
それではまた、次回のブログでお会いしましょう!